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本気の打ち上げ花火

2018年01月10日

年が明けたのにご挨拶がおくれて失礼しました。今年もよろしくお願いします。

マレーシアの1月1日はあんまりお正月っぽい雰囲気が無いんよね。イスラム色の強い州やと元日でも平日で朝から学校始まってたりもするし。だいたいは1月2日から会社も学校も始まるもんや。朝・昼・夕の送迎をする保護者も、その渋滞に巻き込まれる大人たちも、この始まりを嘆くもんや。12月なんて丸ごと冬休みやったし(新学年の始まりが1月1日か2日やから休みが特に長いみたい)。久々にお友達に会えるお子さんたちは喜んでるんちゃうかな?

せやけど、もし年明けをサラワク州で過ごすことがあれば、周囲を見渡せる高い所でカウントダウンを楽しんでみて欲しいねん。カウントダウンのイベントはだいたい地上近くでするとは思うけど、サラワク州ならではのお楽しみがあるんや。ボルネオ島って世界で3番目に大きな島で、島やのにマレーシア・ブルネイ・インドネシアの三か国が同居してるねん。真面目なブルネイからは変なモン持って来られることないやろけど(石油とガス以外を作ってるイメージもないし)、陸続きのインドネシアからなかなか面白い物が入ってくるらしいわ。


2018FireWorks
0.2秒ごとの様子。複数の花火が同時に上がる。


色んなイベント会場で日付変わった瞬間にでっかい花火を打ち上げるやん?マレーシアでは当然、個人がでっかい花火を打ち上げてええ訳ないわな。だから、他の州では日本の中学生が夏休みに子供だけで遊べるようなサイズのを、自宅前で使うことが多いと思うわ。でも、陸続きのインドネシア国内では業務用サイズ(何尺って言うんやろ?)の入手がしやすいらしい。ほんでそれが密輸されてくるという噂や。大型(単位がわからんからザックリな大きさの説明でごめん)の花火を各家庭(但し、お金持ちに限る)が年明けと共に一斉に打ち上げてて、サラワク州の新年はなかなか楽しい始まり方やで。一瞬で終わってまうけどな。

日本人と違うて、クチンの富裕層の大多数であるチャイニーズ=マレーシアンがハッピーニューイヤー感を特に感じるのは、春節(Chinese New Year)の時みたいやねん。だから、その時の花火の方が量も多くて迫力やで。ただ、注意せなアカンことがある。中国の春節では元々花火やなくて爆竹を鳴らすものやったのを、マレーシア人が新しい文化も混ぜて、花火も打ち上げてるだけやねん。花火の大きさと同様、派手な爆竹(豪華ホテルのシャンデリアかそれ以上の大きさのんもある)を鳴らせる俺の家強ぇ!っぽい自己主張をしてくることが多い。ほんで、チャイニーズ=マレーシアンが多く居住する地域は煙に包まれながらの(旧暦の)新年を迎えることになる。日付が変わるちょっと前にフライングして花火を打ち上げる家がほとんどで、日付が変わったら爆竹だけになるし、花火を楽しんだら速攻煙から避難しとかないと、喉やられてまうで。当日は洗濯物等の屋外干しっぱなし注意やで。



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