オオサカジン

旅/観光 旅/観光   | 大阪府

新規登録ログインヘルプ


サラワク州では日本人女性が少なめな理由

2017年10月03日

そろそろマレーシアの話をしたいと思うんやけど。日本とちょびっと似て非なる国について書くべきことが多すぎて何から話したらええんかわからんし。まずはサラワク州について、ざっくり書いてみることにした。その前に、ざっくりマレーシアについて書く必要もあるんかな?

東南アジアやし、黒髪の黄色人種だらけなんよ。日本の知り合いの誰かに似てはるわーって顔の赤の他人に出くわすことも多い。そんな中やと、あんまり目立たんで済むんよね。ようわからん言葉で話しかけられて鳩が豆鉄砲を食ったような顔して初めて、『あっ、外国人に話かけてしもた!』ってことに気付かれる。英語できへん人やったら、『やっば~どうしようー!』って顔をしはることもあれば、『なんか違うみたいやったけど、とりあえず話の続きをしよっと。』って無理矢理続けてくる人もおる。最初のうちは、『イングリッシュ、オーケー?』ぐらい言うて諦めてもらうのが策かな?英語わからん人でもその二単語ぐらい通じるやろ。

そういう環境やから、すれ違う通行人が日本人かどうかを見極めるのは簡単やない。更に私個人の問題やねんけど、人付き合いが苦手で、自宅にこもって一人で完結するようなことするのが趣味でもあり、あんまり出歩かへん。そもそも通行人すら見かけへん習慣なんよ。せやから予想の域を出えへんのやけど、やっぱりサラワク州には日本人女性は少ないと思うんよね。もちろん調査も何もしてへんけどね。不確実やけど理由を書いてみるわ。

解析中


マレーシアに居る日本人は何をする人なのかを想像してみよ。ラクチン妻のケースと同様、海外駐在員とその家族、居るわな。あと、ロングステイ言うて定年退職後に海外移住する方々に人気が高い国やから居てはるよね。ラクチン妻の友達の一部は日本からの転勤やなくて、マレーシアに来て就職先を見つけた独身女性やねんよ、そういう子ら、何人も知ってる。海外のわりに治安がそんなに悪くはないし、時差ほとんどないし、短期滞在ならビザ不要で24時間以内に入国できる近さその他の理由で旅行先に選ぶ人も居はるやろね。

マレーシア国内の色んな所で働いてきたとか、働きに行った子を知ってるとか友達は言うんやけど、『サラワク州に行った』って子は知らんねんて。入州難易度が一番高い州のような気もするし、外国人が就労ビザとるのも又、難しいのかも知れん(そっちの話は後日もうちょっと掘り下げる予定)。あと、サラワク州には日本から乗り換えなしで来られる飛行機の定期便がどの空港にもないねん。国内やったら首都のクアラルンプールかサバ州のコタキナバルを経由するか。ラクチン妻は別の東南アジアで乗り換えて国際線から入ってくるのが好きやで(それにも理由があるんやけど、今回は書かん)。それで面倒くさなって、直行便で降りた空港の周りを観光して帰ってしまわはるんちゃうかな。だから日本人観光客少なそう。

そう、サラワク州のライバルは直行便で行ける州や。首都は色んな日本のレストランやら日本料理屋さんやらデパートやらファストフード店やら本屋さんやら来てて、めっちゃ便利らしい。ロングステイ先として選ばれるのはそういう便利な街のような気がする。クチンは雨ばっかり降るせいか空気が澄んで喉に優しいし、若干田舎やから都会っぽい都会よりは治安悪くないし、住み心地はええ気がするんやけどねぇ。ライバル視したらアカンか?

なかなかやまない


色んな立場の方々がサラワク州を第一選択肢に入れへんのと違うかなぁという予想を書いてきたけど、海外駐在員はちゃうやん。個人が選ぶんやなくて、会社の決定で転勤してくるもんやし。実際、日系企業さんようけ来てはるわ。だから、日本人男性(女性の海外駐在員は珍しがられる)は少ない訳ではないと思う。問題はその奥様とお子様やねん。空気も治安も悪くないんやけどね。お子さん連れて帰ってきたら海外帰国子女になれて恰好ええやん?

海外に住む日本人が、近くにあったらええなと思うものは色々あるんやけど、その一つが、大使館か総領事館か領事事務所やね。日本国内にある各役所の代わりの機能をしてくれるところで、お世話になる機会はきっとある。それが、サラワク州には無いんよ。無いから少ないのか、少ないから無いのか?どっちが先なんか?少ないってのが先なんか?

理由はそれだけちゃうわ。日本人学校もサラワク州には無いんよ。インターナショナルスクールにお子さん通わせようと思うたら英語バッチリ出来なあかんやろし(参観日の案内とかも英語で来そうやん?)。子女に普通教育を受けさせるのは日本人の義務やし、お子さんを日本国内の学校に通わせようって話になったら、お子さん残してお母さんがマレーシアに来る訳にもいかんやろう。それでお父さんが単身赴任する形の駐在員が多いような気がする。日本語ではしゃぐお子様を全然見かけへんから、そう予想してるねん。

まとめとこか。最大の理由は、日本人学校がサラワク州には無いこと。次に、日本からの直行便が無いこと。大都会に比べられたら、そこまでは便利やないこと。日本人を現地採用したい旨の求人を見かけへんらしいこと。……知らんけど(←関西人特有の口癖らしい)。

ラクチン妻のごとく、教育を受けさせるべき子女がおらんからご主人の海外駐在にも当たり前について来た……ってケースで、更に更に、インドア志向で自宅大好きな駐在妻が居てはるとしたら……お互いがお互いの存在にずっと気付かんのかも知れへんね。



  • LINEで送る

同じカテゴリー(マレーシアサラワク州の民族宗教)の記事画像
ルックイースト政策と日韓
本気の打ち上げ花火
自治権を主張するサラワク州
多民族国家マレーシア
同じカテゴリー(マレーシアサラワク州の民族宗教)の記事
 ルックイースト政策と日韓 (2019-05-23 16:27)
 本気の打ち上げ花火 (2018-01-10 16:07)
 自治権を主張するサラワク州 (2017-11-28 01:18)
 多民族国家マレーシア (2017-11-08 20:30)