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多民族国家マレーシア

2017年11月08日

日本国内ですら、政治や宗教の話題から逃げながら生きてきたラクチン妻にとって、マレーシアのように事情の入り組んだ国での政治やら民族間対立の話について、出来ることなら語りたくないんやけども。来たこと無い人には概要ぐらい触れておかんと、何が何やら意味のわからんエピソードだらけになってまうし、ブログ管理人の責務として書くことにするわ。

トゥドン姿のマレー=マレーシアン
マレー=マレーシアン。ずっと昔から住んでいたマレーシア最多民族で、イスラム教を信仰する。公用語であるマレー語が母語。サラワク州では人口の4分の1ほど。

東南アジアっぽいかわいい顔で小柄な人が多い。宗教の関係で露出を控えている人が多いが、女性は髪の毛まで隠すことでかわいい顔が協調されているようにも見える。

おっとりノンビリという性格の人がほとんど。他人が怠惰であることにも寛容そう。未婚の男女が二人きりになることを良しとしないので、デートに友達やら母親やらを同行させたりする。



ママ大好きチャイニーズ=マレーシアン。清朝崩壊~文化大革命時代の政治的事情、或いはイギリスによって労働者として送られた等の諸事情でやってきた中国からの移民。牛肉を食べない上座部仏教徒が多いが、サラワク州にはキリスト教徒も多い。

アッサリ顔で手足の長い人も居るが、どちらかと言うと西日本以南の日本人っぽい見た目の人の方が多い。服のセンスはだいぶ日本人と異なるように思う。甘党の健康オタク多し。

商売上手で教育熱心な家庭が多く、お金持ちも多い。


サリー姿

インディアン=マレーシアン。マレー系、中華系についで多い民族と言われているが、サラワク州では少数。ヒンズー教を信仰する人が多いと言われているが、一部はムスリムであったり、シーク教徒であったりするらしい。ヒンズー教の大人の女性は正装がサリーで、肉付きのいい人が着ると迫力がある。

東インド会社によって南インドから連れて来られたタミール系が多いと言われており、母語をタミール語とする人がほとんど。白人のように手足が細くてめっちゃ長い。インド映画に出てくる女優さんより濃い顔の人が多いように思う。

先住民族でもないのでブミプトラ政策で差別され、商売上手という人も少なく、結果、貧しい人が多いと聞く。



上記、(西)マレーシア三大民族については、めっちゃ見分けやすい。三択やったら、東南アジアっぽい人がマレーで、日本に居そうな人がチャイニーズで、インドっぽい人がインディアンやから。これがボルネオ島に来るとだいぶ勝手が異なる。サラワク州の人口構成比は、マレー4分の1、チャイニーズ4分の1、それ以外が4分の2。チャイニーズとインディアン以外はみんな東南アジアっぽい顔で、もっと慣れていかんと区別が出来へん。しかも、『両親が各民族のハーフ同士でうんたらかんたら……』なんて詳細を聴くと、つまり若い世代が名乗る民族名と見た目の特徴は一致せえへん可能性も高いんや。

東南アジアっぽい男性サラワク州には、イバン族、ビダユ族が多く住んでいる。それ以外にも色んな名前の部族の方が居るんやけど、みんな東南アジアっぽい見た目やし、よく知らんなぁ……って顔をした時に、よく説明として付け足される。『彼らは勤勉な民族です。』

イバンは首狩り族と言われる武闘派っぽい民族やったけど、努力してよく働く人が多いというのが現代人の印象。キリスト教徒が多いけど、もっと少数の民族の信仰はよく知らん。

本気で訛られたら何言ってるのかわからん(ンがイになってる?)。標準のマレー語は聞き取ってもらえる。



無難に書けたやろか?何かの機会に掘り下げて詳細を書くことがあるかもやけど、とりあえず、概要だけは早めに書かなアカンという義務感だけは果たしておくことにした。対立を煽っても得することは無いし、どっちの敵にもならず、肩入れし過ぎず、中立の外国人駐在員という立場を貫くために、触れたらしんどそうな説明は薄っぺらくしかなぞってへん。

これでは意味がわからんやろうから、理解が深まるサイトにリンクを貼っておく。まずは、民族について。めっちゃためになるサイト見つけた!
→マレーシアの民族

ブミプトラ政策について。笛吹けども踊らず、とはよう言うたもんや。
→Bumiputra


(追記)
文字コードの関係で、iPhoneやiPadに入ってるブラウザーSafariだと文字化けするホームページを正しく表示し直す方法。
ウェブページ翻訳
に文字化けするWebページのアドレスを貼りつけて、『英語→日本語』ボタンを押す。



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